一度だけ、下條初代牧師の車に乗せていただいたことがあります。先生はエンジンをかける前に、ハンドルを握って祈りはじめられました。
「もしかして運転に自信がないのかもしれない」と、私は急に不安になり、思わず先生に「大丈夫ですか?」と言ってしまいました。すると先生は「何をするにも事ごとに祈るんです!」と、きっぱりとおっしゃいました。
その頃の私は、朝に一日の守りを祈り、夜に一日の感謝を捧げるという生活でしたので、先生が「事ごとに祈る」ということに驚きました。
あれから40数年・・・・・・いろんなことがありました。嬉しいこと、楽しかったこと・・・思い悩み眠れない夜もありました。「なぜ?どうして?」と、神様にむかって文句を言い続けた日々もありました。しかし、真実で愛に富む神様は、私のような小さな者をも見捨てることなく、いつもそばにいて慰め励まし、守り導いてくださいました。
「何も思い煩わないで、あらゆる場合に、感謝をもってささげる祈りと 願いによって、あなたがたの願い事を神に知っていただきなさい。そうすれば、すべての理解を超えた神の平安が、あなたの心と思いをキリスト・イエスにあって守ってくれます。」
ピリピ人への手紙4章6,7節
昨日も今日も変わらない全知全能の神様に「事ごとに祈る」ことができる恵みに心から感謝します。ハレルヤ!
