私は40歳を前に頸椎椎間板ヘルニアになり、通院が日課となりました。その中で呼吸さえ困難な喉の激痛と高熱で新たに病院探しが始まりました。さらに異常な発汗で体重が激減するなどの更年期障害。次々と起こる不調は心身を疲弊させ、外出もつらい状態になりました。
「このままでは・・・」と助けを求めた友人がクリスチャンであったことから、教会に足を運ぶようになりました。教会との繋がりの中で沢山の出会いと支えを頂き、聖書を学ぶことで見えなかった景色に気づけたと思います。
それから10数年後に洗礼を受け、クリスチャンとして歩み始め今年のクリスマスで2年を迎えますが、この間に親との関係にも変化がありました。依存する気弱な母が重荷で距離をおいていたのですが、母が私の気持ちを受け入れるようになったのです。わだかまりが解けた今、二人の間に思いやりが満ち始めています。
この2年間で抱えていた数々の問題が落ちつくべき所に落ち着き、安堵と共に不思議に思った瞬間、私は感じたのです。もがいてもどうにもならなかった事が解決したことによって、私は一人ではなく、祈りから主の救いがあるのだと気づいたのです。ですから不安を拾い集め疲れ切った心でいるよりも、信じる心と揺るがない強さ、焦らず素直に待つ勇気を忘れずに、最善へと主が導いてくださることを願い、これからも祈りたいと思います。

〈I.Y〉