私の両親はクリスチャンで、母の胎内にいる頃から熊本の教会に通っていました。今までの歩みを振り返ってみて思い出す大きな出来事の一つが、2016年4月に起きた熊本地震です。前震の際には教会に被害は出ませんでしたが、本震により大きな被害が出ました。礼拝堂の天井は剥がれ落ち、教会の至る所に亀裂が入りました。地震直後の教会の写真を見た時に、私達が慣れ親しんだ礼拝堂の変わり果てた姿に大きなショックを受けました。しかし、その時間帯は深夜だったため自宅で就寝していた時間でした。「これがもし礼拝中に起きていたらどうなっていただろう・・・」そう想像しただけで恐ろしくなりました。きっと怪我人だけでは済まなかったでしょう。地震という大きな苦難の中にも神様の守りがあったことに感謝しました。
礼拝堂が使えなくなってしまった期間、私達は1階の食堂で礼拝を守りました。いつも教会の工事関係を担ってくださっている建設会社は公共の建物の修繕に手一杯で、いつから工事が開始できるか分からないということでした。困っている中、同じ教団の九州の信徒の方が修繕に名乗りを上げてくださり、その会社の方々によって工事が進められ3ヶ月後にきれいになった礼拝堂で礼拝をすることができました。神様の導きと守りがあったことに感謝しました。
昨年の7月に結婚し、その後一麦西宮教会に通わせていただいています。これから様々なことがある中でも、祈りながら歩んでいきたいと思います。今回の能登半島地震で被害に遭われた方々のために、これからも祈っていきたいと思います。

<M.M>