私は病院で看護師をしています。あるとき、クリスチャンで末期癌の患者さんに出会いました。その方は「死にたい」とおっしゃっていた方でした。病室へ行き、お話しする中で「私は行いが悪いから、私なんか天国に行けないわ」と、ぼそっと言われました。
その日はとても忙しい日でしたが、私はその方の「私は天国に行けない。」ということばを受け流すことができませんでした。私はその方の手を握り、「〇〇さんは神様を信じておられるのですから、信じていたら天国に行けますよ。大丈夫。」と、神様が一緒にいてくださり、心に平安が与えられるようにお祈りをしました。祈った後、その方は少し肩の荷が下りたような顔をして、「楽しみ、楽しみね。」とおっしゃいました。
ところが、次の勤務の日、病室にはその方はもうおられず、急変して亡くなられていました。あのとき祈らなければ、もう二度とお話しできる機会はなく、あれが一度きりのタイミングでした。この出来事は、まだ入職して半年だった私にとってはショックで辛い経験でした。
しかし、すべては私たちを造られた神様の手の中にあることを教えられました。目の前の目に見えることや時間に追われて仕事をする中で、本当に大切なものは目に見えないものであると学びました。
その後、その方が「私には天国に行ける希望があるの。もう後悔していることはない。」と他の職種の方に話しておられたことを知りました。
「クリスチャンには、死の先に希望があるんだよ」と神様は教えてくださいました。
「わたしは世の光です。わたしに従う者は、決して闇の中を歩むことがなく、いのちの光を持ちます。」ヨハネの福音書8章12節
<M.M>
