牧師 鶴岡徹也
教会で歌われている賛美の中に「このままの姿で」という賛美があります。
ちいさな野の花でも 主の愛をうけて かがやく
あふれる主の恵みは いついつまでも
バラはバラのように すみれはすみれのように
わたしもこのままのすがたで ついてゆきます
とてもいい歌ですので動画サイト等でお聴きになってみてください。
春は野の花が芽吹いてくる季節ですよね。私も道ばたを歩いていると、冬場には見ることができなかったたくさんの彩りのあるお花があちこちに咲いているので、ふと足を止めて眺めることが多くなりました。
私たちは日常生活の中で日々忙しく様々なことに追われて過ごしていると、心が疲れることがあります。急な生活の変化についていけないこと、人間関係などでストレスを抱えること、周りの人が自分よりも輝いて見えて苦しくなることがあります。
そのような時、聖書は 「野の花がどうして育つのか、よく考えなさい。 (マタイ6:28)」 と私たちに語りかけます。野の花を綺麗に装い、日々成長させているのは神様なんだよということを伝えているのです。 私たちは自分のすべきことに追われていると、ついつい”自分の存在価値”が見えなくなっていくのです。しかし神様は、まず私たち自身の存在に目を留めてくださっているお方です。
これを読まれているあなたも神様に愛を持って命を造られた尊い存在です。そして、バラはバラのように、すみれはすみれのようにそれぞれに色も形も彩りも違うように、神様は他の人にはない、あなたにしか放つことのできない神様の輝きを放つ生き方があるのです。野の花を装ってくださる神様が、私たち人間にはもっと良くしてくださらないはずはないと聖書は約束しています。
今、心に疲れを覚えておられる方は、ぜひ一度教会にお集いになってください。
あなたを愛しておられる神様は、あなたのことを待ってくださっています。