牧師 坂口将人

9月になりました。まだまだ暑い日が続きますが、いかがお過ごしでしょうか?
最近は豪雨等の自然災害が厳しさを増し、日本だけでなく世界中で大変な状況の方々がたくさんおられます。お一人お一人に神様からの癒しと回復がありますように、心からお祈りいたします。
さて秋といえば行楽シーズンでもありますが、コロナ禍で実際に旅行をすることができず、インターネットによるバーチャル旅行を楽しむ方も多いかと思います。早く実際に旅行に行くことができればと願っています。
ところで昔、家族で六甲山の牧場に出かけた時、そこで羊の群れを見ました。訓練された牧羊犬がその羊たちをきびきびと囲いに追い込む姿は、とても格好が良かったのを覚えています。羊という動物は、羊飼いがいないと生きていけないと聞いたことがあります。羊飼いという職業は日本ではあまりなじみがないため、とてものんびりした仕事ではないかと想像しますが、聖書を読みますと2000年以上前の羊飼いの仕事は、大変なものだったことがわかります。
羊飼いは、羊の群を食料である草が生えているところに常に導く必要があるのですが、羊は目が悪いため、すぐに群から離れて迷子になるものがいるそうです。迷子の羊を探すこと、また、埃だらけの環境で糞などの世話をすること、夜になればオオカミや獅子が羊を襲うため、寝ずの番をして獣から羊の群れを守ること…。その仕事を数え上げればきりがありません。
聖書は、この羊飼いと羊の関係を、神様と私たち人間の関係に例えています。

「わたしが来たのは、羊たちがいのちを得るため、それも豊かに得るためです。
 わたしは良い牧者(羊飼い)です。良い牧者は羊たちのためにいのちを捨てます。」
ヨハネの福音書10章10節後半,11節

イエス様は神の座におられたのに、良い牧者(羊飼い)として、地上に降られました。そして、人生の迷子である私たちを探して見つけ出し、いのちの糧である神の言葉を与えて下さり、それだけではなく、私たちの罪をその身に引き受けて、十字架で死なれ、信じる者に永遠のいのちを与えて下さいました。良い牧者が羊のためにいのちを捨てるということばの通り、神はいのちをかけて私たちを愛して下さっています。
どうか、この良い牧者であるイエス様に導かれて、豊かないのちを手に入れられますように心から願っております。