牧師 坂口将人
9月になりました。皆さま、お元気でしょうか。
イエス様は、たとえ話を通して、神の国の真理を人々に語られました。今月は、「百匹の羊」のたとえを通して、神様の愛について学びたいと思います。
イエス様が罪人たちを受け入れ、食事をするのを見て、当時の宗教指導者たちが 「なぜこのような人々と付き合うのか」 と文句をつけます。その人たちに対して、イエス様は次のようなたとえ話をされました。
「あなたがたのうちのだれかが羊を百匹持っていて、そのうちの一匹をなくしたら、その人は九十九匹を野に残して、いなくなった一匹を見つけるまで捜し歩かないでしょうか。見つけたら、喜んで羊を肩に担ぎ、家に戻って、友だちや近所の人たちを呼び集め、『一緒に喜んでください。いなくなった羊を見つけましたから』と言うでしょう。」 ルカの福音書15章4~6節
他の九十九匹の羊は迷うことなく、羊飼いについて来ているのに、この一匹の羊だけが迷ってしまいます。おそらく、今後も同じような失敗を繰り返し、群全体に迷惑をかけるでしょう。普通に考えるなら、こんな一匹を見つかるまで捜す手間をかけるよりも、残りの九十九匹を大切にする方がよほど時間も労力も効率的だ、となるでしょう。
けれども、この羊飼いは違います。
群から離れ、たった一匹だけで取り残されてしまい、どれほどつらく寂しい思いをしているのか、と迷ってしまった一匹の羊の心を思い、必死になって、その羊を捜し回ります。そして、ついにその羊を見つけたときは、肩に担いで大喜びし、さらには友達や近所の人にまで声をかけて共に喜びを分かち合いました。それほどの思いを持って、この一匹を大切にしました。
そしてイエス様は続けてこう言われます。
「あなたがたに言います。それと同じように、一人の罪人が悔い改めるなら、悔い改める必要のない九十九人の正しい人のためよりも、大きな喜びが天にあるのです。」 ルカの福音書15章7節
神様は、誰一人失いたくはありません。
私たちは皆、神様から離れてしまった者であり、神様の前には完ぺきではなく、罪をもった人間です。しかし、その一人が神様のもとに立ち返るなら、大きな喜びが天にあるのです。神様は一人ひとりの存在を見ておられ、誰一人としてないがしろにされないお方です。
この神様の愛を知り、そのもとに立ち返っていただければと心から願っております。
