私は人前で祈る時とても緊張します。自分の言いたい事をまとめて言葉にするのが苦手だからです。このような私ですが今までに何度も祈りに救われて来ました。
特に救われた最近の出来事は母の事です。数年前に母が体調を崩しました。助けやアドバイスをくれる親戚もなく、家族は私だけだからと必死に何とかしようとしました。神様に委ねる事など考えもせず、自分の思いを通す事ばかり願い、叶わなければ嘆く祈りしかしていませんでした。結果、自分の判断だけではどうすることもできない事が次から次へと起こりました。1人になると勝手に涙が出、夜もなかなか寝付けなくなり、「疲れたな。もう嫌だ。」と思うようになって、ようやく神様に心から声を絞りだして「助けて」と救いを求めたように思います。すると本当に不思議でしたが、今まで上手く進まなかったことが進み、母も穏やかになり、また私も母もいろいろな方達から励まされ今にいたります。
祈りには、一緒に祈ってもらう祈り、心を静めて神様と話す祈り、日常生活の隙間にする祈りなどあると思います。祈りはすぐにきかれるものもあれば、思っていたものと違うかたちできかれたり、励ましによる救いもあると思います。
そしてこれまでの経験から、願いが叶わないことはあっても祈りは必ずきかれると確信しています。必ず神様は私たちの言葉にもならない祈りでさえもきいてくださりこたえを用意してくださっています。神様ありがとうございます。
「何事でも神のみこころにしたがって願うなら、神は聞いてくださるということ、これこそ神に対して私たちが抱いている確信です。」ヨハネの手紙第一5章14節
<S.K>