一昨年末の退職を機に、残された人生をできるだけ心軽やかに過ごしたい、また、いつ天に召されても大丈夫と言える備えをしておきたいと願い、私なりの断捨離と終活をした。
断捨離 元来「勿体ない精神」が強く、捨てられずにいた沢山の物品を処分するのは心身共にかなりエネルギーを消耗したが、これが本当に必要かどうかを判別する力を与えてください、と祈りながら、約5か月間で一段落した。以来、「必需品プラス少しの好きなモノ」で暮らすことがもたらしてくれる開放感や気持ちのゆとりを感謝する日々を送っている。
終活 断捨離終了後、この世の様々な情報から離れ、聖書とエンディングノートを持って3日間山の施設に滞在し、神様の前に、生まれてから現在に至るまでの旅路を振り返る時を過ごした。私は高校生時代に「氷点」を読んで、創造主なる神様に出会い、自己の内面の罪を示され、救い主イエス様の愛を知った。それは正に目から鱗が落ちる経験だった。信仰を持つ前も後も「上り坂」「下り坂」「まさか(・・)」を歩んだが、私が主イエス様の御心に反する言動をとったことは数知れずあっても、主が私を裏切られたことは一度もなく、どのような時も共にいて恵みと祝福の道へと導き続けてくださった。人生行路の回視は、どれほど神様に愛され守られてきたかを、改めて深く教えられる至福の節目となった。永遠の御国に迎え入れていただく日まで、この素晴らしいとしか言いようのない神様を愛し、そして自分自身を愛し、隣り人を愛して生きていきたい