私は小さな頃から草花が好きです。
幼稚園の年長に植物図鑑を買ってもらうと、まだ字もよく読めない中、近所の原っぱや道ばたに行って写真と同じ草花を確認したものでした。植物に詳しい父がいて、一緒に出かけると名前やどんな事に使えるのかを教えてくれました。
その興味のまま私は成長し、大学では雑草を学ぶ専攻に進みました。自分がテーマに置いた植物を中心に、好きな土の種類・光や水の量、実の付け方、環境変化への反応、周りにいる植物、その場所でのその植物の役割などそれぞれ特徴があることを知りました。めちゃくちゃに生えて広がっている様に見える草にも一つ一つ個性があって、その場所に生きている・育っていることには理由がある。当たり前のことかもしれませんが、それは私にとって大きな発見でした。
大学に入りクリスチャンに出会い、聖書を学ぶようになりました。それまで私は森や山などの草や木でできた環境=自然を神様のように感じていました。でも植物が自分たちで考えてバランスがとれるようにでき上がったとか、無秩序な条件で勝手に出来上がる環境ではなく、誰かにデザインされて創られていることがわかったのです。神様がこの自然を造られたという聖書のことばがしっくりくるようになりました。そして草花と同じように、自分自身も神様に愛されて造られ、今いるのは神様が期待し置いて下さっている場所なのだと嬉しくなりました。
<M.K>