私は、長年営業の仕事をしてきました。営業職と言えば、まず目標(ノルマ)の達成です。目標を達成すれば個人の評価と共に、周りからの評価も上がる。逆に達成しない時は悲惨な状況でした。私自身、本来負けん気が人一倍強い人間で、常に上を目指し、目標を達成することしか考えていませんでした。いつしかこんな私も部下が少しずつ増え、ますます負けん気に拍車がかかりました。成績の悪い部下には強い口調で叱ったりの繰り返しで、いつしか部下との関係も良くない状況が続き、業績も上がりませんでした。過去の経験や実績も簡単に崩れていきました。
そんな先の見えない厳しい頃、あるクリスチャンの方との出会いがありました。今の全ての状況を話すと真剣に耳を傾けてくださいました。そんな私に最初に示された御言葉です。

「何事でも自己中心や虚栄からすることなく、ヘリくだって、互いに人を自分よりすぐれた者と思いなさい。」(ピリピ人への手紙2章3節)

何か心の中が新鮮で軽くなったのを覚えています。
聖書に登場するヨハネ、彼は若い時の職業は漁師でありました。気が荒い性格だった彼は、イエス様との出会いで人生が大きく変わり、イエス様との出会いで本当の愛を知り、晩年は“愛の人ヨハネ”と言われるようになりました。私もヨハネのような晩年を過ごせたら感謝です。

(F.I)