牧師 鶴岡 徹也

先日、私はある海外の短い動画を見ました。その動画では水の値段の話をしていました。1本のペットボトルの水はスーパーマーケットでは120円で売られています。スポーツジムでは250円、映画館では400円、飛行機では600円。同じ商品なのに売られている場所によって、値段が違うわけです。その動画では「もしあなたが自分自身に価値や自信がないと感じていたら、あなたは間違った場所にいるのかもしれない。」というメッセージが語られていました。
私たちも確かに周りの人の目によって自分が評価されることがあります。
例えば、学歴や経歴、資格や能力、あるいは財産。これまでに積み上げてきたものや得てきたものによって自分の価値が計られるということがあるのではないでしょうか。私たちは自分が誰かよりも劣っていると思うと自信をなくしてしまいます。どうせ私なんてと自己卑下をしてしまいます。
しかし、周りの人の目線や価値観によってではなく、私たちを造ってくださった神様の目線から見るとあなたの価値はどれほどのものかということに目を留めましょう。
聖書に有名な言葉があります。

「私の目にはあなたは高価で尊い。私はあなたを愛している。」イザヤ43章4節

神様の目から見ますと、あなたは何にも代えがたい高価な存在なのです。それは何ができるからとか、何を持っているからというような評価基準ではありません。そのままのあなたに対して、神様は最高に尊い存在だと見ておられるのです。先ほどの聖書の言葉の後半には「わたしはあなたを愛している」と語っています。これは、神様からあなたに対するメッセージです。私たちは誰かから愛されている、必要とされていると感じるとそれが生きる原動力になりますよね。
神様は私たちに命を与えて今日も生かしてくださっています。それだけではなくて、神様を認めず自分勝手に生きている私たちのために、大切なひとり子であるイエス様を十字架にかけてくださるほどに、私たちのことを心から愛してくださっているお方なのです。
もしかすると、これを読まれているあなたは、まだ、自分の本当の価値に気づいておられないかもしれません。ぜひ、教会にお越しになってください。あなたが神様に愛されている存在として受け入れられる、そのような場所がここにはあります。あなたのお越しをお待ちしています。