牧師:坂口 将人

7月になり、夏を迎えました。皆様お元気でしょうか?
今年は平年よりも暑くなりそうだとも言われています。暑さの中でも皆様の健康が守られますように願っております。特に年配の方はのどの渇きに気付きにくく、熱中症にかかりやすいといわれています。エアコンの使用、早めの水分補給などがとても大切だと言われています。

イエス様は神なる方ではありますが、人として地上に来られた時には私たちと同じようにのどの渇きを覚えられました。
ある時、サマリアのスカルという町の井戸のそばで、のどの渇きをいやすため、イエス様はある女性に「水を飲ませてください。」と声を掛けます。
実は、彼女は人生に重荷を抱え苦しんでいた人でありました。イエス様は彼女にわざわざ会うために普段は通らないこの場所に寄り、彼女に声をかけられたのです。さらにイエス様は続けます。

「この水を飲む人はみな、また渇きます。しかし、わたしが与える水を飲む人は、いつまでも決して渇くことがありません。わたしが与える水は、その人の内で泉となり、永遠のいのちへの水が湧き出ます。」  ヨハネの福音書 4章13,14節

この後、彼女はイエス様との対話を通して、自分が神の前に正しくない生き方をしていることを認め、心の渇きをいやすそのいのちの水を求めました。そして、彼女はイエス様を救い主として受け入れました。さらには、彼女を通してこの町の人々もイエス様を救い主として受け入れたのです。
私達が生きる上で水分は重要なものです。ただし、私達の心も飢え渇きます。心の渇きをいやすのはイエス様です。イエス様の与える水を飲む者は、永遠のいのちを受け、もう二度と渇くことがなく、そのいのち水があふれ湧き出るようになります。

知人に、小学校の時にこのイエス様のことばに触れ、このことばの本当の意味を知りたいと教会に通われ、洗礼を受け、やがて伝道者になられた方がいます。このことばを通してその人の渇きが潤され、まことのいのちを受けた喜びに満たされ、そのいのちの水があふれ流れるようになりました。

神様は、私達の心の渇きをいやしたいと願っておられます。ぜひ、皆様が永遠のいのちの水を受け取ってください。そしてご自身が生かされるだけでなく、周りの人々も生かされますよう、心より願っております。