牧師 鶴岡徹也
外の寒さが少しずつ和らいできていますが、皆さまはいかがお過ごしでしょうか?
私は昨年の年末に、「この歌詞が刺さった!グッとフレーズ」というテレビ番組を見ました。その番組の中で、多くの日本人の心に深く刺さった歌詞として中島みゆきさんの「地上の星」という曲が紹介されていました。
星というのは、本来は夜空に輝くものです。私たちはその星を見るために空ばかりを見上げています。しかし、この地上にも星があると歌うのです。それは、この社会の中で光が全く当たらないような環境にいる人たち、夜遅くになるまで働いている人たちも、いわばこの地上に輝く星のような存在ではないか。空に飛ぶつばめの目には私たちが地上の星となっているのかを教えてほしい。そのようなメッセージが込められているのです。これまで、日本の社会を支えてきた方々の心に深く刺さる歌となったということでした。
確かに私たちは、大人数の中にいたとしても孤独を感じる存在です。また、自分一人だけが労苦しているかのような苦しさを感じることもあります。自分はこの社会の中で必要とされているのだろうか。自分のしていることや人生に何の意味があるのだろうか。その答えが分からなくなることもあります。
しかし、私たちを造ってくださった神様は、目には見えませんが生きておられます。聖書には次のような言葉があります。
私が隠れた所で造られ地の深い所で織り上げられたとき
私の骨組みはあなたに隠れてはいませんでした。
あなたの目は胎児の私を見られあなたの書物にすべてが記されました。
私のために作られた日々がしかもその一日もないうちに。
詩篇 139篇15~16節
神様はこれを読まれているあなたの命を大切に造ってくださったお方です。そして、私たちの人生の一日一日に目を留めて、共に歩んでくださるお方です。今、孤独や寂しさに苦しんでおられる方がおられましたら、ぜひ教会にいらしてください。聖書の言葉を通して、神様の愛のメッセージを受け取りながら、歩み始めようではありませんか。