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2019年6月(Jun) 

「真の自由な生き方」 

 こんにちは、お元気ですか? 時おり「田植えに帰ります。」と聞くと、水田に植えられた苗が豊かな水の中で生き生きと青々と成長し、その青田の上を通り抜ける爽やかな風を思います。

 大正(~1926年)、昭和(~1989年)、平成(~2019年) を生き抜いて来られ、今、令和の時代、病の中にある方(1923年生まれ)がおられます。20歳青春の真っただ中を学徒動員で戦争に駆り出され、敗戦を中国の奥地で迎えられました。彼は、経験的、体験的非戦論者、平和主義者で、いつも熱く天下国家を論ずるような万年青年であり、またとてもお洒落な男性でした。

 ~八十(やそ)の道 歩むわが身は 日々想う 神の惠みと 妻の支えを~

 「世の中から戦争をなくすことで死者に報いる。平和な世の中ではみなが自由であるべきだ。」こんな言葉も書き残しておられます。

 今、私たちは戦後74年、先達者たちの故に平和な世の中に生きている事を感謝します。しかし、まことの自由を生きておられるでしょうか?

 もう26~7年前になりますが、私は仕事を辞めて献身し神学校に入りました。今まで独り暮らしで気ままに生活していましたので、二人部屋(二段ベッド)で時間と規則に縛られ、外出もいちいち報告せねばならない寮生活が、不自由で窮屈でたまりませんでした。そんな時期が一カ月も続いたでしょうか。あるとき聖書のことばに出会いました。
 “あなた方は、私たちの中で制約を受けているのではなく、自分の心で自分を窮屈にしているのです。”
 私はこの聖書のことばにより、まったく解放されました。状況は全然変わっていませんのに。

 イエス・キリストは言われます。
“あなたがたは真理を知り、真理はあなたがたを自由にします。”
“わたしが道であり、真理であり、いのちなのです。”
 またルターの「キリスト者の自由」にはこのように記されています。
「キリスト者は、全ての者の上に立つ自由な君主であって、誰にも従属しない。」
「キリスト者は、全ての者に仕えるしもべであって、誰にでも従属する。」
 これこそ真の自由であり、イエスさまはこのように生きられました。

 “キリストは、神の御姿であられるのに、神としてのあり方を捨てられないとは考えず、ご自分を空しくして、しもべの姿をとり、人間と同じようになられました。人としての姿をもって現れ、自らを低くして、死にまで、それも十字架の死にまで従われました。”

 あなたを束縛しているもの、窮屈に感じているものは何でしょうか?

 イエスさまに在る自由を、ご自分のものとされませんか?

 “その自由を肉の働く機会としないで、愛をもって互いに仕え合いなさい。”

牧師 土田 典子